GWに、つつじが有名なお寺に行ってきたので絵に描いてみました。
花って写真に撮ろうと思うと色味がうまく写らなくて意外と難しいので、絵に描いてみました。写真に残せない情景を、思ったように描き残すために試行錯誤する時間がとっても楽しいです。
今回は新調したゲーミングPCにLinuxを入れてそこにkritaをインストールして、液タブのXP-Pen Pro 15.6を使って描きました。今までは、広い面積を塗るときにマシンパワーが足りなくて筆の動きがカクカクしていましたが、解消されて満足のいくお絵描きライフを送っています😊
さて、今回はタイトルの通り、既に塗ってある色の変更ということで、この絵を使って説明していきたいと思います。
kritaで使うためにXP-Pen Artist 15.6 Proを買いました
ずっとWACOMの板タブBAMBOO CTH-670を使い続けてきましたが、思い切ってXP-Pen Artris 15.6 Proを購入してみました！
今使っているPC、Apple MacBook Air 11-inch (2014)が、近頃めっぽう調子が悪い。いよいよゲーミングPCに買い替えのときだ！
HSV補正ダイアログの開き方
例として、門の色を変更してみます。この絵は下書きと着色のレイヤーを分けてあって、「門」のレイヤーに門の着色をしています。なので、まず「門」のレイヤーを選択します。
そして、上部のメニューから フィルタ＞調整＞HSV補正 と選択して、色相・彩度・明るさのダイアログを開きます。
フィルタを利用するときは、今選択しているレイヤー自体に変更が加えられて元データがなくなるので注意しましょう。私は心配なときは変更前のレイヤーのコピーを取っておいてから変更しています。
色相
上の三枚の画像のうち、真ん中の画像は変更前のものです。左の画像は色相のつまみを左に動かしたときのもので、右の絵はつまみを右に動かしたときのものです。
色相を変更すると門の色合いが変わっているのがわかります。
色相は、そこに塗られている色を基準にして、つまみを動かした分だけ色が変わります。この数値は−180〜180が指定できて、色相環を指定するための角度を表している数値です。
色相環は下の画像のような色相環＋彩度・明度を組み合わせたカラーピッカーで確認できます。外側の円が色相環で、この円から色を選ぶには直接クリックして選択する方法の他に、今説明した通り角度で指定できます。
※ つまみを調整しても画像に変化がない場合は、ダイアログの左下にある❝プレビュー❞にチェックが入っているかを確認しましょう。
実験
試しに下の画像で赤の丸で印を付けたあたりの色をスポイトで採取してみます。色相環を見てみると、赤いところに印が付きました。赤系統の色なんですね。
ここから、ダイアログの色相の値を180に指定して色を変更してみようと思います。色相環を見てみると、今印が付いているところから180度進んだところ（つまり反対側）にあるような色合いになるはずです。見てみるとエメラルドグリーンのような色ですね。
実際に色相の数値を180と入力しました。OKを押して色の変更を適用したら、先程スポイトで色を確認した同じ場所を、またスポイトで採取します。予想通りの色になっていますね！
彩度
彩度のつまみを右に動かすと色が鮮やかになります。逆に左に動かすと彩度が低くなり色味が無くなっていきます。
明るさ
明るさのつまみを右に動かすと明るく白っぽくなっていきます。左動かすと暗い色になっていきます。
着色
ダイアログの❝着色❞にチェックを付けると、今塗られている色を色相で指定した色に変更します。
上の画像では、色相と彩度を調整してエメラルドグリーンに着色してみました。
イラストを描くときなんかは、線画の色を変更するのに便利です。
水色で下書きが描いてあるアナログの線画をスキャナで読み込んで抽出してみました。
レガシーモード
ダイアログの❝レガシーモード❞は、明るさに対するオプションです。これにチェックを付けると、kritaのバージョン4.3より前に使われていた明るさの計算方法で明るさが調整されます。
例題の画像に使用してみると、少し赤みが残るようになるんですね。
そのうちこのオプションは消えるだろうと思っていましたが、バージョン5.2の現在も残っています。
kritaのレベル補正でイラストの仕上げをしてみる
イラストの描き方講座なんかで仕上げにフィルターとか使ってるのを見るので、kritaでもやってみたい！というわけで、今回はフィルタの中のレベル補正について見ていこうと思います。
kritaのトーンカーブを使ってイラストの仕上げをしてみる
クリスタやphotoshopのトーンカーブの機能と同じ機能である、kritaのカラー補正カーブを使ってイラストの仕上げをしてみたいと思います。