kritaのレイヤースタイルのプレビューがグレーアウトして変更後の色が確認できない

grayout-preview

前回の記事では色塗りを練習していたのですが、レイヤースタイルの機能を使ったときにプレビューがグレーアウトしてしてしまってどういった効果がかかるのか良くわからないという問題がでてきました。

詳しく説明すると、このときは影に明るめの色のフチを付けたくてクリスタの「境界線効果」をkritaで実現しようとしていました。この境界線効果はkritaでは「レイヤースタイル」のメニューを開いて「描線」の設定をすると同じような効果をつけることができます。この効果をつけるときに事前にプレビューで確認できるのですが、上の画像のようにキャンバスがグレーアウトしてしまいます。

これだと、変更後にどういった色合いになるのか全くわからずプレビューの意味がありません😅

はじめはkritaのバグなんだろうかと思っていたんですが、そうではなくてデスクトップのウィンドウ効果が原因でした。

私の作業環境はOSがLinuxのFedoraで、画面の表示にはKDE Plasmaを使っています。このKDEがデフォルトで設定してくれているかっこいいウィンドウの効果が、kritaを使う上で邪魔な効果となってしまっていました。

この効果を切るには、KDEシステム設定>ワークスペースの挙動>デスクトップエフェクト と辿ります。フォーカスの項目に「Dialog Parent」というのがあるので、このチェックを外します。

setting

これでプレビューのグレーアウトがなくなりました。他の機能で同じような状態になるものがあった気がするので、それらもこれで解決されているはずです。

effect-off

参考

📕Layer styles window preview covers and darkens canvas